「ここは俺に任せて先に行け」的な人生で言いたい台詞ランキングに入ってそうな一言をリアルで言った話

こんにちは大宮テイラーです。ここ数日東山奈央さんのライブに虹ヶ咲の10話に、コミケの申請に楽しいことが盛りだくさんでしたね!!

さて、土曜日の虹ヶ咲の後の「シグルリ」、「神さまになった日」、「魔法科高校の劣等生」とやっていましたが、今週の回はどのアニメでも

「ここは俺に任せて先に行け!」

的な台詞を言っていました。なかなかこう言う局面にぶつかることは人生的に無いですが、言ってみたいですね?(そして生還して帰ってきたい)

有名所を例に挙げると、Fate/stay nightのセイバールートで、対バーサーカーで時間を稼ぐアーチャーだったり(別に倒してしまってもかまわんのだろ。)、史実のエンガノ沖海戦で友軍を逃がすために1人反転し、16隻相手に2時間も時間を稼いだ初月などが「ここは俺に任せて先に行け」をやったのでしょう。

さて、話を戻して、時は平成の夏。とあるコミケ当日の朝、友軍サークルを守るため、「ここは俺に任せて先に行け」を大宮が言った話をしたいと思います。

今は昔。売り子のお手伝いをする技術系のサークル主から原稿の編集の終了と印刷依頼が来ました。朝6時に。そこから当時24時間やっていた印刷屋さんに向かいました。今回は1人ではなく売り子初参加のルッコラ氏も向かいました。ちなみにサークル主はチケットを持って会場近辺でスタンバっています。

さてコミケのサークル入場は如何なる理由があろうとも9:00以降入ることはできません。その昔、友軍サークルにて8:59のギリギリに入場する事がありました。安堵して後ろを振り返るとゲートの奥で9:00を過ぎていて入場出来ないサークル主が悲しそうで悔しそうにしていました。その時は何とかなりましたが、一歩道を間違えてタイムロスをしていたら、我々もあちら側にいたのだろうと、震えながら間に合ったことに喜びました。

そして、ギリギリ入稿をしているこの夏。印刷所で嫌な想像をしました。会場の友軍サークルスペースでサークル主はいるのに新刊がない。こんな悪夢が現実になろうとしていました。

印刷所では同業者のギリギリ納品勢が印刷していました。慣れない印刷に苦戦し、時間だけが刻一刻と過ぎていて行きました。印刷所を出る予定の10分前。ようやく印刷を開始出来ました。しかし、今回の技術系の同人誌。気合いが入っていて冊数が厚い物になっていました。このまま印刷の完了を待っていたらサークル入場に間に合わない。そこで大宮はルッコラ氏に、言いました。

「ここは俺に任せて先に行け!」

そして乗る電車、サークル主との集合場所を伝えて、印刷が出来た10冊を持たせて、先に出発させました。これでサークル入場と手続き、新刊の頒布を予定通り行うことができます。
あとから会場へ向かう道中。無事にサークルスペースに到着したと聞いて、またサークルの危機を救ってしまいました。

ここで終わればギリギリ入稿が間に合った話かもしれません。ここからは残った大宮の話をします。だいたい残った側は孤立奮戦の後に倒れてしまいますが大宮はどうなったでしょう?!

印刷を終え、遅れて会場に向かいました。普段は始発に近い時間から一般待機列に並ぶので、会場9:30辺りから並ぶことははじめてでした。会場を一周歩き、夢の橋を越え、ここはどこですか?!と言うような世界の果てから並びました。10:00にコミケ開始の放送を聞きましたが、いつもと違って逆三角屋根は見えません。絶望の中更なるアクシデントが起きました。進軍中技術系同人誌の入った袋が無慈悲にも少しずつ破れて溶け始めました。片方とってが取れて、抱えるようにして持ち歩くと側面が溶けはじめ、袋の詰め替えを余儀なくされました。散々でしたがプロとして(?)本には一切傷をつけず輸送しました。そして並ぶこと一時間と少し。ようやく自サークルに本を届けられました。水分と体力と時間を大幅に失いつつもたどり着きました。ここまででお腹いっぱいです。って感じですがここから売り子さんをやってミッションフルコンプリートです。

長々と語りましたがまた世界の危機(サークルの危機)を救いました。「ここは俺に任せて先に行け(印刷)」をした後も無事、帰ってこれました。ギリギリ入稿は精神衛上あまり良くないですが、人生で言ってみたい台詞を言うことが出来た充実感に満ちた夏の日でした。脱稿した原稿を抱いてサークル入り口ゲート前で溺死せずにすみました。

来年の若葉の季節。感染にすごく気をつけて、あの会場でアツく充実した日々を再び過ごせる世の中になっていれば嬉しいです。

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